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星井美希SHOWROOM配信がドエレェヤバかったという話

  • 執筆者の写真: nova
    nova
  • 2020年7月12日
  • 読了時間: 11分


ブログ復帰してからこれまでのお話を個別でする前に、今の感情を整理するためにもまずこちらの話をさせてください。。



※※アイマスのメタな話をしますので、苦手な方は申し訳ございません※※






2020年7月11日18時。アイドルの星井美希ちゃんがSHOWROOMで初配信をしました。


配信時間は30分。

(記事執筆時点では動画のアーカイブはないですが、アーカイブ化も検討中とのこと。

→https://twitter.com/imas_DB/status/1281898721077125120?s=20)






この配信、端的に言って、本当に、本当に本当に最高でした。






星井美希ちゃんとは、「アイドルマスター」という同名のゲームやアニメに登場するキャラクターです。


世間知らずでマイペース、寝てばかりいる子で、アイドルになってからもその気質は変わらないけど、ダンス・歌・演技・ルックスが揃い、何より誰からも愛されるカリスマを持った天才肌の女の子です。




そんな彼女が、現実にいました。




配信の録画などはしていないので、以下は記憶を辿りながらの話になります。

齟齬がありましたら申し訳ございません・・・!




 


星井美希の実在感について




僕がこの配信で感じたのは

「徹底したロールプレイに裏打ちされた星井美希の実在感」

「全分野において発揮されたプロの仕事」

だということです。



この配信がプロの技術の結晶であることは、配信を見ればあらゆる部分で明らかなので、あえて語りません。

今回は、美希ちゃんの実在感に焦点をあてて書いていこうと思います。





配信が始まる前、配信のサムネを見て二つ気づいたことがありました。



一つは、「バーチャル」カテゴリでの配信ではなく、「アイドル」カテゴリでの配信だったこと。

もう一つは、ゲーム「アイドルマスターステラステージ」のモデリングを使っていることでした。



思わず身震いしました。



バンナムは、美希ちゃんをバーチャルとして扱わず、現実に存在するいちアイドルとして扱おうとしているということに気づいたからです。


すると、ゲームのモデリングをそのまま(もしかしたら微調整されているかもしれませんが)使った意図に思い当たります。


ゼロからモデリングするのが大変だから、というのもあるでしょうが、大きな理由としては、

これまで僕たちがプロデュースしたそのままの彼女と現実の交差

ではないでしょうか。


馴染みのあるモデリングだからこそ、星井美希としての同一性がより保たれる。

そういうことなのではないかと感じました。



しかし配信前からこんな考察をしている場合ではない。

大切なのは配信の中身です。


早速、配信の中身の感想に移りましょう。






配信が始まって最初のアクションは、


「美希ちゃんが配信開始のボタンを押すところ」でした。


ここでもうシビれました。


美希ちゃんが、自分で準備をして配信をしているという事実をいきなり突き付けられたからです。


当然ですが、SHOWROOMとは配信プラットフォーム。

ここでは日夜多くの方が配信をしているわけです。


その、ストリーマーとしての最初の動作「配信を開始する」があったことで、

「星井美希」というストリーマーと、僕ら「リスナー」が間違いなく繋がったんだと思います。



そして、度肝を抜かれたのは、



「美希ちゃんがリスナーの名前を呼んだこと」です。



身も蓋もないことを言ってしまえば、「配信開始のアクション」自体は録画でもできるわけです。


そのワンアクションは、ストリーマーとリスナーを繋ぐことはできても、時間までを繋ぐことはできません。



ならば時間も繋げばいい。



誰が来るかわからないリスナー、それもサクラではありえない実在するリスナーさんの名前を、星井美希ちゃんが呼びました。


この瞬間、僕と同じようにゾクリとしたプロデューサーさんは多いと思います。


だって夢でしょう。


「プロデューサー」という役職ではなく、自分だけの名前で呼んでもらえるのは。



しかもこの名前の呼びあげ、難しい漢字の名前を


「○○(個人名なので伏せます)?さん」


と呼んだのです。


大事なのは、名前のあとの「?」です。


星井美希ちゃんは15歳の女の子です。

彼女にとっては分からなかったり難しかったりする漢字だったのかもしれませんね。

(担当声優長谷川さんによる完璧ロールプレイ。最高。)



なんにせよ、この「名前の読み上げ」は、この配信を録画ではなく「生配信」なのだとリスナーに意識させました。


初手でこれをやってくるの、強すぎるしうますぎる。

これがミキミキなんだよなぁ・・・・・・・・・




これだけでも、僕らの実世界にリンクした実在感があって最高!!!

アイマス最高!!!アイマス最高!!!って感じなんですけど、

この配信、実在感をまだまだ高めます。




配信の冒頭のあれこれのあとは、SHOWROOMでの配信枠タイトル決めと、フリートーク質問会でした。


これらもドエレェ。。。。


僕はそこそこVTuberを追っているのですが、彼ら彼女らの初配信によくあるのが、自己紹介をはじめ、ファンネーム決めや放送タグなどを決めたりすることだと思います。


それらは放送前にTwitterで募集をすることも多いと思いますが、なんにせよ大事なのは、

「リスナーと一緒に決めること」なんだと思います。

これはリスナーとの結びつきを強くする効果などがあると思います。


話を戻して星井美希。

彼女も例に漏れずSHOWROOMでの配信枠をリスナーと決めたのです。


つまりお約束を守ったのですね。


これで、ストリーマー星井美希と僕らリスナーの結びつきは強くなったと言えますが、

こと星井美希ちゃんに関しては、効果はそれだけではありません。




上に書いたとおり、ぶっちゃけた話、星井美希は2次元キャラクターです。


彼女らは作品の中に生きています。


プログラムなどに従い、決められた行動やセリフを言うだけで、僕らプレイヤーが何を言おうがしようが、一方的でしかありませんでした。


それが、

「美希ちゃんと一緒に放送枠の名前を決めた」「質問したら答えてもらえた」

んですよ?


どうなると思いますか?









星井美希にフォーリンラブします。








これまで「あの子いいな」と思っていたけど届くはずのない願いだなと思っていたら、向こうからいきなり話しかけられてテンパって変な挙動と言動で自滅することってありますよね? え、ない? そんな。





真面目な話、一方通行でプログラム通りな付き合いだったしそれで満足も納得もしていたのに、この配信によって急に双方向なコミュニケーションをとれたわけです。


ゲームのキャラとちゃんと意味と内容がある会話をしているんですよ。

頭バグりますよね。



頭がバグると同時に、「星井美希ちゃんがここにいる」という確かで最強な実在感がありました。



 


アイドル「星井美希」、スペックがヤバすぎる




この配信では、なんとライブパフォーマンスも1曲ありました。



無料で見られていいんですかこれ?????



披露されたのは「Day of the future」。

アニメでも、美希ちゃんの見せ場の1曲として使われていましたよね。



響「いくら美希でも、このダンサブルな曲を続けては無理だぞ!」



アニメでは惜しくも大部分をカットされていましたが、ゲームやライブで見られたあのカッコよさは配信でも健在。


美希ちゃんは、普段ののんびりマイペースな面とパフォーマンス時や演技時のカッコよさのギャップが魅力の一つでもあると思っていますが、この配信でも、星井美希のエンジンがかかる瞬間が見れました。


重要な要素であるダンスと歌。どちらも最強でした。



というか普通にダンスにキレありすぎてビビった。

なにあの飛び蹴り。



メタな話なんですけど、ダンスのモーションアクターは長谷川さんではなく、ダンスが本職の別の方なんでしょうか。。

複数人でキャラクターを作り上げられるのはバーチャルの強みだと思います。

ただ、ダンスも長谷川さんですと言われても納得できちゃうくらい長谷川さんもすごいからマジでライブを見てくれ。



そしてパフォーマンスの大事なもう一要素である歌。

これCD音源ではなく長谷川さんの生歌でしたね。

長谷川さんの歌声めちゃくちゃ好きですし、何よりアイマスのライブはほとんどが生歌で構成されているので、マジでアイマスのライブだ感がありました。


美希ちゃんの曲はたくさんありますが、今回「Day of the future」が選ばれたのは、

「未来に向かって先陣を切って駆けていく強さと美しさ、ワクワク感」が歌詞や曲調にあるからだと思います。(美希は失恋曲が多い)



最高級のダンスと歌。

これが「星井美希」だという証明をビシバシに叩きつけられましたね。





そしてパフォーマンスではない配信全体を通しての話ですが、


所作の一つ一つが完璧。


こういう全身を映しての配信では、手持ち無沙汰になったりした時にふらふらしてしまったり、意味のない動作をしてしまったりすることって多いと思うんですよね。


それは、その子の実在感や人間らしさ、親近感を覚えることにも繋がると思うので、必ずしも悪いなんてことはないと思いますが、今回の配信に限っては、



アクターさんの存在感を消して「星井美希らしさ」を出す所作



の再現だったのだと思います。


無駄のない動き、身のこなし、それでいて全ての動作が美希らしく、150%の可愛さでした。

僕がふるふるフューチャーしそう。



 

配信の構成グッドデザイン賞



ここまで長々と語りましたが、アイマスを語るうえで欠かせないのは、

「僕らは一体何者だ」というお話です。


「アイドルマスター」とは、僕らゲームのプレイヤーが「プロデューサー」となって、アイドルたちをトップに導くゲームです。


つまり僕らプレイヤーは、星井美希をはじめとしたアイドルたちの裏側にいる存在なのです。


今回の配信を視聴するにあたって、もしかしたら結構な数のプロデューサーたちが自分の立ち位置を決めかねたかもしれません。



「俺は今、星井美希のファンなのか?それともプロデューサーなのか?(哲学)」




うるせーーーーーーーッ!!!!!黙って頭カラッポにしてミキミキの配信を楽しめーーーーーッ!!!!!

と言いたくなると思います。

僕は視聴中は頭カラッポだったので気になりませんでしたが、人によっては配信を見るうえでのスタンスを決める大事な要素であると思います。


なぜかというと、星井美希は

ファンに見せる顔とプロデューサーに見せる顔で大きく違う側面を見せる女の子だからです。


基本の性格はそのままなので、二面性があるというわけではありませんが、

美希ちゃんはプロデューサーのことを「ハニー」と呼び、仕事の付き合い以上の恋心のおもむくまま熱烈アタックをしてはばからないからです。



プロデューサーのことを好きになるくだり、好きになってからのこの一途さが美希ちゃんの魅力ですよねええええええええええええええええええええええええええええええ(絶叫)



なので、今回の配信では多くのリスナーが

「俺・私は、今ファンなのか?それともハニーなのか???」

と思ったわけです。


しかしさすがバンナム、そこは予想済み。


配信始まってすぐに、美希ちゃんがリスナーのことを「ファン」と呼んだのです。


この瞬間、リスナーたちは



舞台袖腕組みスタイルから観客席に飛び出し、ペンライトを光らせました。



しかし、プロデューサーたちはやっぱりこうも思ってしまうわけです。


「ハニーって、言われてェ・・・・・・・・・」


さすがバンナム、それも予想済み。


「Day of the future」終了後のカメラ切り替え(まさかの美希ちゃんの寝息ASMR。これで人類は不眠症からおさらばした)後に、舞台が変わります。


そこは見慣れた765プロダクションの事務所。

これまで定点カメラで配信していたのに、いきなり誰かの一人称視点になっている。

駆け込んでくる美希ちゃん。


この瞬間、リスナーたちは



ペンライトを片付け、スーツに着替えて腕組みをしました。



そう、今回の配信は、


・「星井美希のSHOWROOM生配信」

・「プロデューサーへの日ごろのお礼を言うプライベートの美希」


の2本立てだったんですね。



難しい構成だったと思いますが、


「最後に1曲パフォーマンスをする」

        ↓

「ファンへの感謝の言葉で締めくくり」

        ↓

「場所とカメラの切り替え」


という流れで、リスナーがファンからプロデューサーに気持ちを切り替える時間とタイミングを可能な限りくれたのだと思います。


最高ですね。




 

最後に



今回の星井美希ちゃんによる配信は、「星井美希」というキャラクターと制作陣たち、そしてファン(プロデューサー)たちによるこれまでの積み重ねが惜しげもなくぶち込まれたとんでもない密度の配信だったんだと思います。



アイドルマスターというコンテンツは、もう15年以上動き続けていて、登場するアイドルたちも、応援するファン(プロデューサー)も多い、巨大コンテンツです。


巨大であればあるほど、いろいろなしがらみにとらわれます。

長く続けば続くほど、新規が入りづらくなる側面もあると思います。


ですが、このコンテンツは、その節目に、いや瞬間瞬間に大きな動きや新しい活動を見せ、様々なしがらみや新規お断りの空気を吹き飛ばす大きな風を吹かせてくれていると僕は感じています。


その大きな風の一つが、まさしくこの配信、あの瞬間だったように思います。

「これから大きく環境が変わる」

そんなワクワクを感じさせてくれるほどの魅力と推進力が、30分の配信に凝縮されていました。


アイマスファン、寄っといで。

アニメファン、寄っといで。

ゲームファン、寄っといで。

アイドルファン、寄っといで。

VTuberファン、寄っといで。


リアルタイムな配信の中で、星井美希ちゃんは、僕たちに感謝と決意を伝えてくれました。


僕たちファンは、彼女たちの輝きを信じて応援しましょう。

僕たちプロデューサーは、彼女たちを支えていきましょう。


最後に、美希ちゃんが歌った「Day of the future」の一部を引用します。


Future star
今はまだ未知の夢
どれだけの 世界が広がる

Future hope
希望と光を紡ぐ
私はそう 走り出す 未来





私たちはこれから、なの!




 
 
 

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